2019.2.2(土)新庄道の駅の電光表示は朝8時前で-5度。
この程度の気温ではガルモント・タワーエクストリームLX(3回目)の足先の冷え感は全く問題なかった。岡山県北の山なら、よほど激しく冷え込んだ日でない限り、『全く問題ない』という確信を得た。
超スリム足にフィットさせるための、数十年に及ぶ靴探しの歴史の中で、こいつは最強のFIT感。
あとは防寒性能だけが不安要素だった。
「納得して使える冬靴」にやっと出会えて本当に嬉しい。
冬装備に関しては、深雪期用のMSRライトニングアッセント(2012年製)がだいぶヘタって来たのだけが気にかかる・・・


車でのアクセスで、不動滝経由の本線が今日は通行できたのを知らず、ダム方面行きの迂回路を通ったが、ひどい凍結路面でアクアではスリップして登れなくなった。結局はチェーンを巻いてどうにか現地まで到達できたが、何のための冬タイヤだか・・・
2015年製なので、さすがにもう限界かもなぁ~
※チェーンはバイアスロン・クイックイージーだが、もう3年くらい全く使用しておらず、ゴム部分が硬化していて(柔軟性がなく)、付けるのに難儀した。

今日の周回は反時計回りのつもりだったが、出発の5分ほど前に団体さんが出発されたので、お尻を追いかけて登るのは気が進まず、反時計回りに気が変わった。
キャンプ場へ向けては先行者のトレースが1つあり、セラピーへと続いていた。しばらく歩いて自分は園路と別れたのでトレースとも別れたが、また途中で合流し、自分が進む予定の尾根とは一つ右側へと上がって行っていた。
その後、県境の西毛無山南東ピーク辺りでそのトレースと3度目の出合い。以後はトレースを見ながら進むこととなった。
(普段から、人のトレースを利用するのは性格的にあまり気が進まないので、本当にしんどい時以外はある程度回避して歩くようにしている。ただ、尾根幅が狭かったりするとなかなかそうもいかない。)
西毛無の本峰を過ぎ、北ピークまで行った辺りで10人程度の団体と初めてすれ違う。以後、毛無山とのコルまでに、合計で20人以上とすれ違った。おかげでトレースはガッチガチに固められ、その上を歩けばツボ足でも問題ないくらいの状況になってしまう。
すれ違った人たちは山の会のメンバーなど、この山の常連さんばかりみたいだった。
その人たちの話を総合すると、県境稜線から駐車場までの下山ルートは、何本か「固定化された」お決まりコースがあるみたい。
地図を見て「自分でルートを模索しながら歩く」っていう時代は、この山に関しては、どうやら「昔の話し」っていう印象を持った。
どうやら僕は、この山に関しては、時代に取り残された人間だったみたい。
(毛無山登山道の八合目から下も、「982標高点経由で下ってみよう。」と思っていたのだが、既にしっかりと先人たちの踏み跡が付いていて、何の地図読みも必要なかった)

9:00 田浪キャンプ場  9:50 P996への尾根取付き  10:40 P996  11:00 出発
12:15 西毛無山1216  12:30 北ピークにて昼飯  12:55 出発  13:10 毛無山とのコル
13:40 毛無山頂上  13:55 下山開始  14:40 登山口  14:55 駐車場



備忘録:996へ向けてのメイン部分
アバウト図であり、線は適当、不正確
ポイント名はあくまでも私称。実在の名称とは無関係。
西毛無996地図



備忘録:毛無山からの下山ルート(線は適当、ポイント名は私称)
毛無冬道地図




キャンプ場入口
DSC_0437


セラピー園内を出てしばらく歩き・・・
1回目の渡渉点。大きな沢ではないので楽に渡れる。
左へ渡って少し進んだ先でもう1本別の小沢を渡る。
DSC_0440


996へ向けて、尾根取付き。
DSC_0442


斜度はすごく急。杉の巨木が林立する尾根。
DSC_0443


996より
DSC_0447P996


北に向けて進み、いったんコルへ下がってから長い登り返しが始まる。
標高1050mを越えると横枝の張り出す歩きにくい尾根となる。
ここを歩くのは2012年以来だが、この辺りまで来てやっと雰囲気を思い出した。
DSC_0448横枝


西毛無の南ピークまでもう少し。振り返る。
DSC_0454


日が射しこむと・・・
樹氷の命もあとわずか。
DSC_0456


もうすぐ西毛無山頂上。この少し手前で再会した先人トレースが続く。
DSC_0458西毛無頂上手前


西毛無山頂上には標識が付けられていた。
とても手が届かない位置なので、今年は積雪が少ないということでしょう。
DSC_0462


少し下って頂上を振り返る。
DSC_0463振り返る頂上


北ピーク辺りまで来て頂上部を振り返る。
先ほどすれ違った団体により、ガッチガチのトレースが出来上がった。
DSC_0465縮北Pより


北ピークより望む毛無山。
DSC_0466北Pより毛無


北の肩から毛無山とのコルへ向けての降下中。
DSC_0468コルへ向けて


コルから登り返し開始。振り返る。
DSC_0471振り返る


上り返しも最初は雰囲気がいいが、頂上が近づくと、もっと藪っぽくなる。
DSC_0474


頂上まであと5m!
DSC_0476頂上まで5m


毛無山頂上より望む、歩いて来た稜線。
もうみんな下山して誰もいないが、頂上は広く踏み固められていた。
多分、今日この頂に立った人は40人前後ではなかろうか・・・凄い人。
DSC_0479頂上よりピーク名


下山開始
DSC_0482下山開始


9合目避難小屋通過
DSC_0485


982標高点付近には三又の巨杉。
DSC_0486ピーク982


無事登山口へ帰着。
ここで、ずっと付けっ放しだったスノーシューを外して駐車場まで歩いた。
DSC_0487登山口