'17.12.2(土)晴れ。早朝の奈義町電光表示はー1度と冷え込んだ。
今日の県境未踏部つなぎ、起点は那岐山東側、東仙コースが北に下り始める所の1201標高点。そこから旧道の黒尾峠にかけて、更には黒尾峠より東側も多くが未踏だが、今日はまず、黒尾峠まで。

1201標高点から975標高点下、林道との交差点までの県境区間は、ずっとヤブコギ。
特に中盤から後半にかけてはかなり強烈なヤブだった。シカの痕跡は多数あるが、人の歩いた痕跡(テープナビ等)は全くなく、さっぱりルートは分からんが、この区間は高度差100mごとにE-TREX10にポイント登録しておいたので、どうにかこうにか大きく外さずに歩けた。ヤフ゛で前が見えないので、ただ地図読みするだけでは、正確な降下はまず無理だったと思う。
林道横断地点より下部はササヤブが急になくなり、植生が変わってルートも明瞭となった。四等:石林933.6すぐ先の進行方向が判りにくかった(がけ崩れがあったのか、三角点より先、県境方向の右前方へは下れず、道なりには左に派生する尾根方向に進んでしまう地形になっていた)が、そこさえ気を付ければ、あとは地図をよく見ながら歩いたので、特に迷う所はなかった。
今日もルート後半は『青色ヘッドの地籍調査杭』を追いかけながらの県境線。

8:00 国道53号の黒尾トンネル200m手前(岡山側)路側帯Pより歩行開始 ⇒ すぐ脇の旧道へ ⇒
8:07 分岐を左前方の那岐林道に入る ⇒ 9:25 那岐山登山道Aコース出合 9:30 Aコースへ ⇒
10:00 八号目 ⇒ 10:05 県境出合 ⇒ 10:17 那岐山頂上  10:30 来た道を戻る ⇒
10:55 登山道から外れ、P1201からヤフ゛に突入 ⇒ 12:10 林道横断 ⇒ 12:25 △933.6石林 昼飯
12:40 出発 ⇒ 13:50 △707.8奥本  13:55 出発 ⇒ 14:00 黒尾峠 ⇒ 14:20 駐車地点帰着


※緑線が今日歩いた県境部(線はアバウト)
那岐山~黒尾峠地図


那岐林道基点
DSCF9373那岐林道起点



途中
DSCF9374ワサビ畑



途中。
鳥取側の高い山はもう白くなっていた
DSCF9376



Aコースへ
DSCF9377



那岐山頂上滞在は10:20分前~10:30くらい。この間は頂上貸切。
小・中学校の頃は家族でよく登ったが…
那岐山があまり好きでないのは人が多いのが最大の理由。
東側から一人上がって来られたので下山開始。
DSCF9379A



1201から登山道と別れ、しばらくヤフ゛を漕ぐと、こんな感じ。
しばらくはせいぜい胸より下までのササヤブで大したことはなかったが、後半は大ヤブとなる…
DSCF9381ヤブ尾根



途中、尾根幅が狭まった所に大岩。
DSCF9382



標高点975付近にあったシカ(?)のヌタバ?水場?
DSCF9383H975のヌタバ



標高950m付近で林道を横断。これ以降はヤブコギもなくなり、ずいぶん楽になる。
DSCF9384林道横断



四等三角:933.6石林。この先の進行方向は、要地図確認!
DSCF9386四等石林



『地籍三角点』という珍しい三角点を見た。
画像に写るストックは「ピッケル」ではなく、3段ピックステッキ(S10)
DSCF9389地籍三角点



「峠のお地蔵さん」は旧道の黒尾峠よりも手前、丘をひと山隔てた西側の鞍部にあった。
ここは旧黒尾峠ができるよりも更に前の峠だったらしく、「うん峠」と呼ばれたらしい。(HP【山であそぼっ】より引用)
DSCF9391



立派な三等三角点:奥本707.8は鳥取側(北側)のみ展望が開け、下方に微かに53号が見えた。
DSCF9394三等奥本



旧道の黒尾峠。
時の流れを感じ、自らの肉体の老いとダブってきて、なんかジーンとくる・・・
DSCF9395A



無事、駐車地点まで帰ってきた。
DSCF9396




ザックはカリマーをまた押し入れから引っ張り出して。
靴はスカルパ、上着はヤブコギ時はクライムベリーライト(古)、それ以外の時は上着無し。
下は今日もストームハンター(青)だが、パッチ×2履いてたので、晴れてしかも風裏だった那岐山への上りは暑くて仕方なかった。水分消費はポカリ500×1とホットのお茶を200ml程度で済んだ。

Aコースの上りで、下山してくるたくさんのトレラン者と計十数人はすれ違った。今日はどこかの会の記録会があったらしい。それ以外では、那岐山から1201へ向かう途中、計3組とすれ違った。